キーワード:去勢手術

王子がもうすぐ1歳になろうかという頃、ついに来るべき時がやってきました。
男としての縄張りの主張、マーキングです。
カーテンにプシュッ。
ビデオデッキにプシュッ。
やめてぇ〜と言いながら、マーキングの跡を拭いて歩く日々。
去勢手術は必須だなと思い、王子のぱぱに言うと王子のぱぱは男として何か思うところがあるのか、「どうしてもしなきゃいけないのか。」と渋りました。
しないとマーキングは直らないし、脱走してそのまま戻らないかもしれない。
何日か王子のぱぱを説得する日が続き、そしてついに王子のぱぱ決断の時が・・・
夜、風呂を済ませ、ご機嫌に寝酒を楽しむ王子のぱぱ。
王子が私の隣にトコトコとやってきて、すっと後ろを向きお尻を上げて・・・
ヤバイ!!と思ったけど、すでに手遅れでした。
王子はテーブルの角にするつもりだったのでしょうが、王子のソレはテーブルを飛び越え王子のぱぱの腕にベットリ。
「うぎゃぁ〜!何だこれはっ!!」
「・・・マーキング。」
「・・・(ToT)・・・風呂に入り直してくる。」
この事件があって、王子のぱぱもようやく去勢手術をする事に同意しました。
家に近くにある獣医師には王子のしっぽの件があって、2度とかかりたくなかったので、電話帳片手に王子の去勢手術をしてくれる獣医師を捜しました。
そして今の王子の主治医となる獣医師と出会いました。
手術前日、王子絶食。
王子が何も食べれない側で食べるわけいかない、でも飲まず喰わずは辛いので人間はお茶だけ。(笑)
                       

ちょうど真ん中だけ毛を剃られて、切られて
しまっているので、かわいそうなんだけど
笑ってしまいました。

手術当日、昼12時王子入院。
そして午後4時、王子退院。
「先生、実は前に猫のXXは皮をむいたぶどうのようにきれいだって聞いて、とっても見たいので捨てずに取っておいてもらえませんか。」
そうお願していたので、シャーレに置かれた王子のXXと対面出来るのかと思っていたら、トンと目の前に液体の入ったボトルが。
お持ち帰り出来るようにホルマリン漬けになってるぅ〜!!(心の中での叫び)
まさかここまでしてもらえるとは思っていなかったので、びっくりしましたが、大切にいただいて帰りました。
帰りの車の中で、私の足元で王子は初めての入院・手術がどれほど嫌だったのか訴える為に、抗議のおしっこをしました。
一生に一度だから許して。